長期インターンの給料相場はいくら?時給制と出来高制の違いを実例で解説
長期インターンを検討するとき、誰もが気になるのが「実際いくらもらえるのか」です。この記事では、全国的な相場・福岡の水準・実際に募集中の求人の時給という3段階で、具体的な数字を示していきます。時給制と出来高制の違いや、月にいくらになるかの計算も載せています。
長期インターンの給料相場はいくら?
結論として、時給1,000〜1,500円が中心帯です。アルバイトより少し高い、という水準を想像しておけば大きくは外れません。「長期インターンは高収入」というイメージがあるかもしれませんが、時給そのものは劇的に高いわけではないのが実際のところです。
ただし福岡には明確な下限があります。福岡県の最低賃金は時給1,057円(2025年11月16日発効)で、雇用契約であればこれを下回ることはできません。したがって福岡の長期インターンは、実質的に1,057円がスタートラインになります。
実際に募集中の求人はいくらか(2026年7月時点)
相場の話だけでは実感が湧きにくいので、ミライタスに掲載中の求人の実際の条件を並べます。
| 職種 | 時給・報酬 | 勤務条件 |
|---|---|---|
| 営業 | 時給1,100円〜(昇給あり) | 週2〜3日・1日3時間〜 |
| 営業 | 時給1,100円〜 | 週10時間以上・フルリモート |
| 営業 | フルコミッション制 | 週2日〜・時間帯自由 |
| マーケティング | 時給1,200円〜 | 週2〜3日・1日3〜5時間程度 |
| 事業開発 | 時給1,150円〜(試用期間1,100円) | 週15時間以上 |
| 経営企画・バックオフィス | 時給1,230円〜 | 完全リモート |
時給制の5社を見ると1,100円〜1,230円に収まっており、最低賃金1,057円を50〜170円ほど上回る水準です。全国相場の中心帯の下寄りですが、これは福岡の最低賃金が東京(1,226円)より低いことを反映したもので、福岡の水準としては妥当な範囲と言えます。
※上記は2026年7月時点の掲載内容です。最新の条件は必ず各求人ページで確認してください。
時給制と出来高制は何が違う?
上の表で1社だけ「フルコミッション制」とあるように、長期インターンの報酬には大きく2つの形があります。
| 項目 | 時給制 | 出来高制(フルコミッション) |
|---|---|---|
| 報酬の決まり方 | 働いた時間×時給 | 成果(契約件数など)に応じた金額 |
| 収入の安定性 | 安定している | 変動が大きい |
| 上振れ | 基本的にない | 成果次第で大きくなる |
| 成果が出ないとき | 時間分は支払われる | 収入がゼロになり得る |
| 契約形態 | 雇用契約が中心 | 業務委託契約が中心 |
どちらが良い・悪いということではなく、自分の状況に合うかどうかで選ぶべきものです。
- 時給制が向く人:生活費や学費の一部を賄いたい/まず経験を積みたい/収入が読めないと不安
- 出来高制が向く人:収入が不安定でも問題ない/営業力を試したい/短期間で大きく稼ぎたい
注意点として、出来高制は業務委託契約であることが多く、その場合最低賃金も労災保険も適用されません。契約形態は必ず確認してください(確認すべきポイントはこちら)。
職種によって時給は変わる?
変わります。傾向としては次のとおりです。
- エンジニア:スキルが直接成果に結びつくため高めに設定されやすく、経験を積むと1,500円以上になることもあります(未経験からのロードマップはこちら)
- 営業:時給は標準的ですが、インセンティブで上振れする余地が大きいのが特徴です
- マーケティング・事業開発:時給は標準的。実務範囲が広く、経験の幅が資産になりやすい職種です
ただし時給の高さだけで選ぶのは、長期インターンではあまり得策ではありません。時給100円の差は週12時間で月5,000円程度ですが、任される仕事の中身の差は、就活での説明力や卒業後の選択肢に何倍も大きく効いてきます。
月にいくら稼げる?
具体的に計算してみます。週12時間(週3日×4時間)で時給1,150円の場合は次のとおりです。
- 1ヶ月の稼働時間:週12時間 × 約4.3週 = 約52時間
- 月収:52時間 × 1,150円 = 約59,800円
週2日・1日4時間(週8時間)なら月約4万円、週15時間なら月約7.5万円が目安です。アルバイトと同程度か、やや上というのが現実的な水準になります。
交通費・インセンティブはどうなる?
- 交通費:全額支給・上限つき支給・支給なしと企業によって分かれます。往復1,000円かかる勤務先で支給なしだと、週3日で月13,000円の差になるため、必ず確認しましょう
- インセンティブ:営業職を中心に、成果に応じた報奨金が設定されることがあります。時給+インセンティブという形なら、収入の安定と上振れの両方が狙えます
- 昇給:長期インターンでは成果や継続期間に応じた昇給が設定されている企業もあります。応募時の時給だけでなく、昇給の有無と条件も聞いておくと判断材料が増えます
扶養と税金の注意点
アルバイトと合算した年収が一定額を超えると、税金や親の扶養控除に影響が出ます。複数の収入がある場合は合計額で判断される点に注意してください。月6万円ペースなら年72万円で、多くの場合は問題になりませんが、掛け持ちしている人は年間の合計を把握しておきましょう。基準額は改正されることがあるため、最新の情報は国税庁のサイトで確認するのが確実です。
まとめ
長期インターンの時給相場は全国的に1,000〜1,500円、福岡では最低賃金1,057円を下限として実際の募集は1,100〜1,230円あたりが中心です。週12時間なら月6万円程度が目安になります。時給の差より、任される仕事の中身の差のほうが長期的なリターンは大きいという点は忘れないでください。アルバイトとの違いをもう少し詳しく知りたい人は7つの視点で徹底比較をどうぞ。実際の求人条件は掲載企業一覧で確認できます。
参考・出典
- 福岡市|福岡県最低賃金改定のお知らせ(福岡県最低賃金 時給1,057円・2025年11月16日発効)
- 厚生労働省|地域別最低賃金の全国一覧(都道府県別の比較に使用)
- 実際の求人条件はミライタス掲載企業(2026年7月時点・is_published の6社)を集計
よくある質問
長期インターンの時給相場はいくらですか?
全国的には時給1,000〜1,500円が中心帯です。福岡県は最低賃金が1,057円(2025年11月16日発効)のため実質的にそこが下限で、ミライタス掲載の時給制求人は1,100〜1,230円となっています(2026年7月時点)。
長期インターンで月いくら稼げますか?
週12時間(週3日×4時間)で時給1,150円の場合、月の稼働は約52時間で月収は約59,800円です。週8時間なら月約4万円、週15時間なら月約7.5万円が目安になります。
時給制と出来高制はどちらを選ぶべきですか?
自分の状況次第です。生活費を賄いたい・収入が読めないと不安な人は時給制、収入が不安定でも問題なく営業力を試したい人は出来高制が向きます。出来高制は業務委託契約が多く、最低賃金や労災保険が適用されない点に注意してください。
職種によって時給は変わりますか?
変わります。エンジニアはスキルが成果に直結するため高めで経験を積むと1,500円以上になることもあります。営業は時給は標準的ですがインセンティブで上振れする余地が大きい傾向があります。